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中国ビジネスの落とし穴〜落ちないように気をつけよう〜
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株式会社ラック
中国事業推進部 |
1.避けてほしい中国における『非常識』
(1)『割り勘』は避けましょう。
中国では誘ったほうが全額費用負担するのが、ビジネスでもプライベートでも常識とされています。
招待を受けた場合に、会計時に自分側の分だけでも負担するという態度は、
相手に対する侮辱と取られてしまいます。
日本では、気をつかってやる人が多いですが、中国では大変失礼にあたる行為なので気をつけましょう。
また、最近、大都市の若者の間で、割り勘(『AA制』と呼ばれている。)が見られるようになりました。
しかし、学生同士の飲み会ならともかく、日本のビジネスマンが真似すべき習慣ではありません。
(2)贈り物のタブーは、『置時計』『傘』。
置時計『鐘』は、『終』と同じ発音であり、縁起が悪いとされています。
また、『傘』は、『散』と同じ発音であり、『別れる』の暗示ととられます。
また、果物の『梨』は、『離』と同一の発音であることから、お祝いの場では不適切であるとされています。
これらの贈り物にするのは、絶対避けましょう。
また、日本からのみやげ物に、『メイド・イン・チャイナ』のものにするのは、みっともないのでやめましょう。
最近、日本国内のかなりの品物が『メイド・イン・チャイナ』になっています。
日本でみやげを買う場合は、注意しましょう。
(3)不吉な色『白』『藍』『黒』(これらは、葬式の色)。
『白』『藍』『黒』は、葬式の色として不吉とされています。この色での包み紙や配色は避けましょう。
逆に、赤、黄、紅色、金色は、めでたい色で、祝い事に多く用いられます。
(4)男性に対する『緑色』の帽子、ネクタイ、スカーフ等の贈り物は駄目。
緑色の帽子をかぶるとはとは妻に不貞を働かれるという隠語であり、男性に対して、
緑色の装身具を送ることは侮辱を意味することになります。
男性に対する『緑色』の帽子、ネクタイ、スカーフ等の贈り物はしないように、注意をする必要があります。
(5)タバコを吸う場合には、同席の相手に勧めること。
中国では、同席の相手の前でタバコを吸う場合には、まず同席の相手にタバコを勧めるのが常識とされています。
訪問先では、自分からタバコは吸い始めないほうが無難です。
また、相手に勧められたタバコを遠慮して自分のタバコを吸うのは、相手の好意を拒絶する意思表示と
とられてしまいます。自分もタバコを吸う場合は、相手の差し出したタバコを吸う必要があります。
(6)『飛び込み営業』は非常識。
日本の営業会社によくみられる飛び込み営業は、中国では通用しません。
多くの事務所の入り口には、飛び込み営業をお断りのような文言が書かれています。
アポイントメントがないとビルにも入れないビジネスビルも多くあります。
警備員のいるオフィスビルでは、見慣れない人に対して、何の用事でこのビルに来たのか質問してきたりします。
また、中国人は、親しくない相手に対しては警戒心が強く、簡単に心を開くことはないといわれています。
相手から信頼される『関係』を築くことが、ビジネスチャンスを掴む鍵です。
ただ、最近、中国でも電話営業が始まっているといわれています。
本屋では、電話営業のHow to本も売れています。これまでの傾向が変わってくる可能性があります。
(7)相手は責任をとりません。全ては、自己責任です。
マネジメントの一切を中国人に任せようとする無責任なお任せ型の日本人が多くみられます。
自らの目で見て、自らが判断し、自らがマネジメントするという意識で進出しなければ、成功は難しいでしょう。
中国では、隙を作ってしまった方が悪いと考えて臨んだ方がよいでしょう。全てを中国人に任せて、
失敗したら中国人に騙されたといって、中国人の責任にするようでは、
失敗は最初から約束されているようなものです。
『友好』とか、『朋友』という言葉をいいように使われて、
結果的に中国側のいいなりになってしまう日本人も多く見かけられます。
一度いいなりになってしまうとそのあと元に戻すのは至難の業です。
最初から、お互いに言いたいことを言い合える関係を作っておくことが肝要です。
このような関係は、見せかけの『友好』とか、『朋友』よりも、強力であることは言うまでもありません。
2.信頼しても確認を怠らないこと。
(1)中国人でも中国ビジネスはわからない。
中国では日本式が通用しないことが多いのは確かです。ですが、
中国人が中国ビジネスを知っているとは限りません。
中国人で成功者になっている人は、全人口から見ればほんのわずかです。
中国ビジネスに精通している中国人はほんの一握りに過ぎないことを認識しておく必要があります。
中国ビジネスで成功するためには、中国に対する理解を深める必要があることはいうまでもありませんが、
自ら確認・判断・マネジメントする必要がある部分をしっかり、認識する必要があります。
(2)泥沼にはまらないために、事業中止の条件を前もって決めるべき。
合弁においては、泥沼にはまらないように、事業中止の条件を明確かつ具体的に事前に契約書・定款に
定めておく必要があります。当事者間で誠意をもって事業運営にあたるのは当然ですが、
あらかじめ事業中止の客観的な条件を、当事者間で取り決めておき、
いざという時は被害を最小限にして撤退できるようにしておく必要があります。
(3)旨い儲け話に対する裏付け調査は必須。
よく日本人に対して、通常では考え難いような旨い儲け話の誘いがかかることがあります。
どうしてそんなに旨い話が自分にきたのか、誘いの言葉どおり受け取ってよいものなのか、
納得できるまで複数のルートから事情を調査し、裏をとる必要があります。
ただ、利用されているだけという場合が多いのが現状です。
(4)中国企業の決算書の数字を信用しすぎるのは禁物。
中国企業の決算数字は、あまり当てにできません。
粉飾決算も少なくなく、最悪のケースは、既に破綻している場合もあります。
決算書のみを信用しすぎて、重要な取引を開始するのは危険です。
(5)合意の内容の確認は、解釈までやる。
中国ビジネスでは、コミュニケーションミスによるトラブルが多くあります。
中国では、個人主義が強く、相手を理解しようとの意識が薄いのが事実です。
「約束を守らない」、「嘘つき」、「話がころころ変わる」等トラブルの原因の多くはコミュニケーションミスに
よるものです。
相手方が思い通りに動かないのは、「相手側に騙された」「相手が約束を守らない」とかいう意味ではなく、
実は、『真の合意』が成立していなかったということが大半であるということを認識する必要があります。
これらのトラブルを回避するために、合意の内容(解釈の詳細まで)をきっちりやる必要があります。
日本と中国では文化が異なるので、解釈方法が違うのは当然のことです。
この確認を怠って発生したトラブルは、全て自己責任といえるでしょう。
(6)日本語ができる人を信用しすぎないこと。
日本人には、日本語が上手な外国人を信用し過ぎてしまう傾向があります。
この傾向は、中国人に対しても例外ではありません。
多くの日本人は、日本語ができる中国人に対し、他の要素を考慮せずに信用し、多くのことを委ねてしまいます。
確かに、中国語が苦手な日本人にとって、日本語の達者な中国人は非常に有り難い存在です。
日本人の多くは、日本語の上手な中国人に自然と安心感を抱いてしまいます。
しかし、この安心感を利用して日本人を食い物にしている人が多くいるという現実があることは、
認識しておくべきでしょう。
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